基幹系システムには「業務系システム」と、今回お話する「情報系システム」の2つがあります。この2つの違いを理解しておくと、システムベンダーとの打ち合わせやバージョンアップなどを検討するとき、的確な導入の優先順位付けやスケジューリングがしやすくなります。

基幹系情報システムとは

簡単に申し上げますと、次のようなシステムです。

社内外とのコミュニケーションや、バックオフィス業務の効率化、意思決定支援などに利用するもの

インターネットのIT用語辞典「e-Words」では、次のように解説されています。

企業や官庁などの情報システムのうち、コミュニケーションや事務処理の効率化、意思決定の支援などのために構築されるシステムのこと。

出典:IT用語辞典「e-Words」

情報系システムは止まると困りはしますが、業務が進められなくなるものではありません。代替えすることで何とか実現できるものをシステム化したと考えると理解しやすいです。

代表的な情報システム

情報系システムには次のような代表的なものがあります。

メールソフト

今や仕事でなくてはならないメールソフト。クラウド上でメールを送受信するWebメールもありますね。仕事に入り込んできた情報系システムの中で20年以上前から利用されています。

グループウェア

日本ではサイボウズが有名です。サイボウズ以前ではロータス社のグループウェアが有名でした。グループウェアは、メールだけではなく会社や部署単位でスケジュールや広報なども共有できるシステムです。また、ファイルの共有や承認機能(ワークフロー)なども備えています。社内の情報共有ツールです。

社内のSNS

最近では社内の連絡をLINEで取っているところも増えています。メールのように「文章を書く」という雰囲気では無く、思いついたときに短文でやりとりできるため、スピーディーにアイデアを出し合うようなシーンでも活用されています。

スケジュール管理

Googleカレンダーなどが有名です。会社や部署で共有することで、スタッフのスケジュールが簡単にわかるようになります。外出の多い業種の場合には、無くてはならない情報系システムです。

社内チャット

SNSではなく、もう少しビジネスよりなのがチャットです。日本ではチャットワークが有名です。プロジェクト単位にグループを作り、参加メンバーへ簡単に情報共有できるのでIT業界では大変便利に利用されています。

業務システムと情報システムの違い

業務システムと情報システムの大きな違いはコレです。

止まると何もできなくなるのが業務システム。何とかなるのが情報システム。

多くの場合、情報システムは部署やプロジェクト単位での利用が多いため、止まっても何とか持ちこたえられます。しかし業務システムは全社に影響しますし、締め日などに止まると請求業務や支払業務が出来ないことになり、経営的にダメージを受けることにもなりかねません。

また、業務システムは全社での業務を標準化する動きが強くなります。対して情報システムは、部署単位やプロジェクト単位での情報共有を考えますので、日々変化していくというケースもあります。基幹システムの導入を考えておられる場合は、システム提案されている内容が業務システムなのか情報システムなのかを理解しておきましょう。

基幹系業務システムとは?