マーケティングやセールスプロモーションの企画や計画を行うとき、視点が大切だと言われます。そのため、顧客がどのように考えているのか、どのようなことなら興味を持ってくれるのかを探り出すことになるのですが、これが簡単ではありません。

そこで今回、ちょっとだけ視点を変えることで「興味を引ける」企画や計画に出来そうな好例を見つけましたので紹介します。

はじまりはYahoo!JAPANニュース

生後4か月の元保護ねこが在宅勤務を妨害 不可抗力と話題に「これは仕方がない」

出典:Yahoo!JAPANニュース

Yahoo!JAPANニュースが見られない場合は、ニュース元のHint-Potからご覧ください。

猫好きな自分としてはクリックするしかないニュースでした。猫がかわいいのでクリックしたのですが、その先でまさか気づきを与えてくれるとは思ってもみませんでした。

気づきはヤフコメで・・・

ニュースの画像を見て「これは絶対に仕事できない」と感じ、どんなコメントが寄せられているのか見ていきました。そうすると、次のようなコメントが。

会社は猫の手も借りちゃった手当を支給するべき。決算煮干し年一回、チュール年2回、退職カニカマ制度有り

出典:Yahoo!JAPANニュース~コメントより~

このコメントへ同じようなセンスの方が返信され興味を引きつけていました。

視点はゼロからじゃなくてもいい

人の労働環境で利用されている手当や決算賞与(のようなもの)を猫に使うことで、新しい企画や計画が生まれるということです。

もし、この企画をどこかの企業が実施すれば、ニュースで取り上げられることは間違いありません。企業イメージとフィットしていれば、ブランディングに役立ちます。例えば「サイボウズ」であれば、やってみても違和感がないと思います(2021年1月27日のIT展示会でコタツ入ってマンガ読んでましたから)。

また、猫好きの人向けにコミュニティーを作って、「在宅での猫の仕事お手伝い」を投稿しあい、もっとも猫の手を借りた人へ月間賞としてチュールを進呈しても面白いです。これをペット向け製品関連企業が行うこともできるでしょう。人間社会の制度を猫へ流用するだけで、マーケティングやプロモーションの視点の幅が広がります。

現在はインターネット上だけでも、様々な人のコメントや意見を見ることができるため、自分だけでは思いも寄らなかったアイデアに出会いやすくなっていると感じています。だらだらとネットサーフィンするときも、意識の持ち方次第で良いアイデアが降ってくる好例だと思います。